医薬経済オンライン

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世界の医薬品

構造変革を迫る新たな人員削減

第32回

医薬評論家 五條正也

2009年11月15日号

 08年から09年にかけて、売れ筋の製品に続々とジェネリックが登場した抗てんかん薬の大型品の売上減少が激しい。例えば、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の「トパマックス」(日本名トピナ錠)は、米国で09年3月27日にジェネリックが登場し、09年7〜9月の第3四半期の米国売上高は前年同期比で▲88%の7200万ドルと激減した。  08年2月にジェネリックが登場したメルクの骨粗しょう症薬「フォサマックス」(同フォサマック)の場合、08年7〜9月の米国売上高は▲80%だったので、ジェネリックの浸透が早まっている。  ただし、これには理由がある。フォサマックスは6ヵ月間の独占販売期間を持つジェネリックがあったため、その間は価格があまり下がらなかったが、トパマックスは複数のメーカーからジェネリックが登場し、発売後1ヵ月も経たないうちに、ジェネリックはブランド品の2割以下まで下...  08年から09年にかけて、売れ筋の製品に続々とジェネリックが登場した抗てんかん薬の大型品の売上減少が激しい。例えば、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の「トパマックス」(日本名トピナ錠)は、米国で09年3月27日にジェネリックが登場し、09年7〜9月の第3四半期の米国売上高は前年同期比で▲88%の7200万ドルと激減した。  08年2月にジェネリックが登場したメルクの骨粗しょう症薬「フォサマックス」(同フォサマック)の場合、08年7〜9月の米国売上高は▲80%だったので、ジェネリックの浸透が早まっている。  ただし、これには理由がある。フォサマックスは6ヵ月間の独占販売期間を持つジェネリックがあったため、その間は価格があまり下がらなかったが、トパマックスは複数のメーカーからジェネリックが登場し、発売後1ヵ月も経たないうちに、ジェネリックはブランド品の2割以下まで下が

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