医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

保険薬局ニーズと院外処方せん対応

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析48

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2009年11月15日号

 院外処方せん発行率が60%台に突入し、国民の間でも馴染み深いものになってきた。だが、院内処方と院外処方の差がどの程度のものか、薬局で薬をもらうことのメリット、意義が浸透しているとは思えない。医薬分業は医療費適正化を背景に進展してきたが、患者不在がずっと続いてきた。かかりつけ薬局の推進、副作用全般に関わる患者管理、充実した薬歴管理等々が、どの程度普及しているのだろうか。 さて、今回は、グッドサイクルシステムが主催する「医薬情報戦略研究会」で行った薬剤師調査を題材に、そのニーズと製薬企業の活動のあり方を模索する。  図1は、慢性疾患のコンプライアンスについて聞いたもののうち、高脂血症治療薬を取り上げた。薬剤師が最もコンプライアンスがよいと感じる製品は「リピトール」で、半数近くの回答があった。理由は、服用回数が最も多く、次いで効果だった。コ...  院外処方せん発行率が60%台に突入し、国民の間でも馴染み深いものになってきた。だが、院内処方と院外処方の差がどの程度のものか、薬局で薬をもらうことのメリット、意義が浸透しているとは思えない。医薬分業は医療費適正化を背景に進展してきたが、患者不在がずっと続いてきた。かかりつけ薬局の推進、副作用全般に関わる患者管理、充実した薬歴管理等々が、どの程度普及しているのだろうか。 さて、今回は、グッドサイクルシステムが主催する「医薬情報戦略研究会」で行った薬剤師調査を題材に、そのニーズと製薬企業の活動のあり方を模索する。  図1は、慢性疾患のコンプライアンスについて聞いたもののうち、高脂血症治療薬を取り上げた。薬剤師が最もコンプライアンスがよいと感じる製品は「リピトール」で、半数近くの回答があった。理由は、服用回数が最も多く、次いで効果だった。コン

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