深層◎中医協人事騒動
自民支持を消滅させる民主
日医を「見せしめの刑」に処した小沢幹事長
2009年11月1日号
「お払い箱」となった4人。左から中川氏、竹嶋氏、藤原氏、囲みは山本氏
「どうして、皆そんなに中医協、中医協と大騒ぎするのか」
医療政策に携わる複数の民主党議員は、そう言って憚らない。
医療関係者とのこの〝温度差〟こそが、今回の中医協委員人事を巡る騒動の原点のようにも映る。
言わずと知れた中医協は、厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」の略称。中医協では、約8000項目に上る個別の医療行為に関して、2年に1度、報酬単価を決定している。
診療行動に大きな影響を与える決定をしてきたことから、医療・医療保険行政の中枢を担う審議会であり続けた。
だから日本医師会は、かつて100万票と言われた「集票マシン」としての機能は低下しても、中医協に3人の委員を送り込むことで、医療界で存在感を誇示できた。
日本歯科医師会、日本薬剤師会も中医協の診療側に委...
「お払い箱」となった4人。左から中川氏、竹嶋氏、藤原氏、囲みは山本氏
「どうして、皆そんなに中医協、中医協と大騒ぎするのか」
医療政策に携わる複数の民主党議員は、そう言って憚らない。
医療関係者とのこの〝温度差〟こそが、今回の中医協委員人事を巡る騒動の原点のようにも映る。
言わずと知れた中医協は、厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」の略称。中医協では、約8000項目に上る個別の医療行為に関して、2年に1度、報酬単価を決定している。
診療行動に大きな影響を与える決定をしてきたことから、医療・医療保険行政の中枢を担う審議会であり続けた。
だから日本医師会は、かつて100万票と言われた「集票マシン」としての機能は低下しても、中医協に3人の委員を送り込むことで、医療界で存在感を誇示できた。
日本歯科医師会、日本薬剤師会も中医協の診療側に委員
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