医薬経済オンライン

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スター大臣「長妻厚労相」の使命

参院選の「客寄せパンダ」か

2009年11月1日号

「(失業率の数値を)私は説明を受けたから知っている。でも、まだ言えない」  10月1日、厚生労働省9階大臣室であった政務3役会で、長妻昭厚労相の冷静な声が部屋に響いた。  3役会は、厚労相、2人ずついる副厚労相と政務官の5人で構成される。役人を交えず、「政治主導」で政策を決定するという、民主党政権肝いりの意思決定機関だ。この日、3役会の議題は刻々悪化する雇用情勢を受け、失業対策に移った。だが、長妻氏から翌2日公表予定の8月の完全失業率(5..5%)を「言えない」と告げられ、雇用担当の細川律夫副厚労相らは沈黙せざるを得なかった。  年金記録漏れ問題、後期高齢者医療制度への不信、薬害肝炎……。次々と噴き出した不祥事で信用を失墜させた厚労省は、年金記録問題の追及で国民の高い支持を受けた民主党の「ミスター年金」こと、長妻氏がトップに座り、生まれ変わる... 「(失業率の数値を)私は説明を受けたから知っている。でも、まだ言えない」  10月1日、厚生労働省9階大臣室であった政務3役会で、長妻昭厚労相の冷静な声が部屋に響いた。  3役会は、厚労相、2人ずついる副厚労相と政務官の5人で構成される。役人を交えず、「政治主導」で政策を決定するという、民主党政権肝いりの意思決定機関だ。この日、3役会の議題は刻々悪化する雇用情勢を受け、失業対策に移った。だが、長妻氏から翌2日公表予定の8月の完全失業率(5..5%)を「言えない」と告げられ、雇用担当の細川律夫副厚労相らは沈黙せざるを得なかった。  年金記録漏れ問題、後期高齢者医療制度への不信、薬害肝炎……。次々と噴き出した不祥事で信用を失墜させた厚労省は、年金記録問題の追及で国民の高い支持を受けた民主党の「ミスター年金」こと、長妻氏がトップに座り、生まれ変わるこ

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