再編の成果検証
統合効果本格化は10年度以降に
第7回 協和発酵キリン
2009年11月1日号
協和発酵キリンの誕生は、国内製薬企業再編では最も新しい。08年4月に株式交換によって協和発酵がキリンホールディングスの連結子会社となり、キリンファーマが協和発酵の完全子会社となった。さらに08年10月にキリンファーマを吸収合併して協和発酵キリンとなった。協和発酵キリンとしての初決算は09年3月期。キリンファーマは上半期が連結子会社として、下半期が合併によって加算されており、09年3月期でフルに上乗せされている。08年3月期は協和発酵だけだったが、これにキリンファーマの07年12月決算を単純合算して、09年3月期の再編初年度への影響をみてみた。ただ、キリンファーマの決算期の違いで整合性に若干欠けることはやむを得ない。
09年3月期の売上高は4602億円、営業利益は合併で発生したのれん代償却前で550億円、償却後で454億円だった。08年3月期の協和発酵の決算と比較すると、17...
協和発酵キリンの誕生は、国内製薬企業再編では最も新しい。08年4月に株式交換によって協和発酵がキリンホールディングスの連結子会社となり、キリンファーマが協和発酵の完全子会社となった。さらに08年10月にキリンファーマを吸収合併して協和発酵キリンとなった。協和発酵キリンとしての初決算は09年3月期。キリンファーマは上半期が連結子会社として、下半期が合併によって加算されており、09年3月期でフルに上乗せされている。08年3月期は協和発酵だけだったが、これにキリンファーマの07年12月決算を単純合算して、09年3月期の再編初年度への影響をみてみた。ただ、キリンファーマの決算期の違いで整合性に若干欠けることはやむを得ない。
09年3月期の売上高は4602億円、営業利益は合併で発生したのれん代償却前で550億円、償却後で454億円だった。08年3月期の協和発酵の決算と比較すると、17%
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