調剤実績データ
後発医薬品処方実態(09年5月)
2009年11月1日号
厚生労働省が発表した「最近の調剤医療費の動向」によると、09年5月の後発品処方割合は、金額ベースで6.5%、数量ベースで18.4%と前月に比しそれぞれ0.1ポイントの上昇にしか過ぎない。また、後発品調剤率も42.9%と09年1月の44.9%をピークに縮小傾向にある。調剤率50%以上の薬局が27.0%と1月の31.1%から大きくダウンしていることが最大の要因。薬局(薬剤師)の意識改革が望まれる。 去る10月8日の国立大学病院薬剤部長会議で厚労省の磯辺総一郎薬剤管理官は、メーカー(MR)主導から本来持つDI機能を発揮した薬剤師による薬物療法、医薬品の選択を患者に提供できる体制を構築することが、後発品の使用促進につながり、病院の経営改善にも寄与するとの考えを述べた。 さて、09年5月の後発品処方割合を薬効大分類別にみれば、ビタミン剤が44.8%と群を抜いて高い。以下、呼吸器官用薬の13.9...
厚生労働省が発表した「最近の調剤医療費の動向」によると、09年5月の後発品処方割合は、金額ベースで6.5%、数量ベースで18.4%と前月に比しそれぞれ0.1ポイントの上昇にしか過ぎない。また、後発品調剤率も42.9%と09年1月の44.9%をピークに縮小傾向にある。調剤率50%以上の薬局が27.0%と1月の31.1%から大きくダウンしていることが最大の要因。薬局(薬剤師)の意識改革が望まれる。 去る10月8日の国立大学病院薬剤部長会議で厚労省の磯辺総一郎薬剤管理官は、メーカー(MR)主導から本来持つDI機能を発揮した薬剤師による薬物療法、医薬品の選択を患者に提供できる体制を構築することが、後発品の使用促進につながり、病院の経営改善にも寄与するとの考えを述べた。 さて、09年5月の後発品処方割合を薬効大分類別にみれば、ビタミン剤が44.8%と群を抜いて高い。以下、呼吸器官用薬の13.9%
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