医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

フロントライン

医療機器業界のお粗末すぎる断面

2009年11月1日号

 今回は製薬の隣接業界とも言える医療機器業界についての一断面を切開したい。医療機器として実にさまざまな名称で呼ばれる種々雑多な製品が市場に混在している。MRIやPETのようなハイテク機器から包帯やガーゼなどの医療材料まで実に幅が広い。そのせいか呼称も、医療機器、医療用具、医療器具、医療材料などさまざまである。しかもそれらが基本的には薬事法の規制を受けている。 業界団体としては、ジャンルごとに20余もの小業界が形成されている。薬で言えば、薬効大分類ごとに業界があるようなものだ。それらの団体が、それぞれ事務局を持って事務所を構え、少数とはいえ職員を抱えているのである。 医療機器業界関係者の話を聞くと、製薬業界を必要以上に意識していることがすぐに見て取れる。製薬業界との比較を持ち出し、やや自嘲的に製薬業界に比べ十年以上は遅れている、行政のやるこ...  今回は製薬の隣接業界とも言える医療機器業界についての一断面を切開したい。医療機器として実にさまざまな名称で呼ばれる種々雑多な製品が市場に混在している。MRIやPETのようなハイテク機器から包帯やガーゼなどの医療材料まで実に幅が広い。そのせいか呼称も、医療機器、医療用具、医療器具、医療材料などさまざまである。しかもそれらが基本的には薬事法の規制を受けている。 業界団体としては、ジャンルごとに20余もの小業界が形成されている。薬で言えば、薬効大分類ごとに業界があるようなものだ。それらの団体が、それぞれ事務局を持って事務所を構え、少数とはいえ職員を抱えているのである。 医療機器業界関係者の話を聞くと、製薬業界を必要以上に意識していることがすぐに見て取れる。製薬業界との比較を持ち出し、やや自嘲的に製薬業界に比べ十年以上は遅れている、行政のやることは

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence