医薬経済オンライン

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国内〝最後〟のブロックバスターか

万有/小野の「シタグリプチン」、体重減少効果が売り

2009年10月15日号

 最後の大型循環器薬が年内にも登場する。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会は9月29日、万有製薬と小野薬品の2型糖尿病薬「ジャヌビア/グラクティブ」(一般名=シタグリプチンリン酸塩水和物)の承認を了承した。DPP4阻害剤という新しい作用機序の2型糖尿病薬で、開発元の米メルクは06年10月に発売、08年売上高は1580億円(08年度世界の糖尿病薬市場2.25兆円の7%相当)を超え、ブロックバスター入りを果たした。日本でも競合品の登場時期によるが、1000億円規模に拡大する可能性がある。  これまで、製薬大手の業績牽引役は患者数の多い循環器疾患用薬、つまり生活習慣病薬だった。高血圧薬ではARBが登場し国内でも1000億円商品に成長。高脂血症ではストロングスタチンに代わり、市場は急速に拡大した。両疾患の治療満足度は高く、高血圧、高脂血症領域での新薬開発はほぼ終了した...  最後の大型循環器薬が年内にも登場する。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会は9月29日、万有製薬と小野薬品の2型糖尿病薬「ジャヌビア/グラクティブ」(一般名=シタグリプチンリン酸塩水和物)の承認を了承した。DPP4阻害剤という新しい作用機序の2型糖尿病薬で、開発元の米メルクは06年10月に発売、08年売上高は1580億円(08年度世界の糖尿病薬市場2.25兆円の7%相当)を超え、ブロックバスター入りを果たした。日本でも競合品の登場時期によるが、1000億円規模に拡大する可能性がある。  これまで、製薬大手の業績牽引役は患者数の多い循環器疾患用薬、つまり生活習慣病薬だった。高血圧薬ではARBが登場し国内でも1000億円商品に成長。高脂血症ではストロングスタチンに代わり、市場は急速に拡大した。両疾患の治療満足度は高く、高血圧、高脂血症領域での新薬開発はほぼ終了したと

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