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海外時報

製薬業界との合意に沿った改革推進へ

燻る民主党内の不満がメディケア・リベート要求に

2009年10月15日号

 米国の医療改革法案を仕上げ、クリスマスプレゼントとしてオバマ大統領に届ける道筋が確かな像を結びつつある。8月から9月初めにかけて、「もはや虫の息」と見立てられ、「規模をぐっと縮小して救うべき」と論じられていたのが嘘のように、早ければ10月中にも上下両院で投票に進む段取りになった。  民主党内のリベラルと穏健・保守派の対立は根深い。何かの拍子に破裂する危険は常に付きまとうが、ここまで進めてきたオバマ政権の最優先課題を今さら潰せない。  昨年夏、共和党マケインが副大統領候補に指名したメガネがチャーミングな前アラスカ州知事人気で、ベテラン議員をパートナーに選んだオバマに肉薄したものの、すぐ地金が現れ、二度と迫れなかった状況に似てきた。  夏休み中、地元に帰った議員に保守派グループは医療改革反対を訴え、動揺させた。しかし、主張はあまりにイデオロギー...  米国の医療改革法案を仕上げ、クリスマスプレゼントとしてオバマ大統領に届ける道筋が確かな像を結びつつある。8月から9月初めにかけて、「もはや虫の息」と見立てられ、「規模をぐっと縮小して救うべき」と論じられていたのが嘘のように、早ければ10月中にも上下両院で投票に進む段取りになった。  民主党内のリベラルと穏健・保守派の対立は根深い。何かの拍子に破裂する危険は常に付きまとうが、ここまで進めてきたオバマ政権の最優先課題を今さら潰せない。  昨年夏、共和党マケインが副大統領候補に指名したメガネがチャーミングな前アラスカ州知事人気で、ベテラン議員をパートナーに選んだオバマに肉薄したものの、すぐ地金が現れ、二度と迫れなかった状況に似てきた。  夏休み中、地元に帰った議員に保守派グループは医療改革反対を訴え、動揺させた。しかし、主張はあまりにイデオロギー的、

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