調剤実績データ
後発医薬品処方実態(09年4月)②
処方割合は沖縄県がトップ
2009年10月15日号
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」に基づき、09年4月の後発品処方実態を前年同月比で分析した。全体の後発品市場規模(薬剤料)は、46.3%増の199億円に達したが、処方割合は5.7%から6.4%、数量ベースでも17.3%から18.3%と伸びはわずかで、期待通りとは言えまい。 大薬効分類で順調なのは循環器官用薬。市場規模は84.6%増の48億円、処方割合は3.7%から5.3%へ1.6ポイントの上昇、構成比も19.1%から24.1%と拡大した。一方、小薬効分類で注目は血管拡張剤と糖尿病用剤で、血管拡張剤の場合、アムロジピン製剤の急成長で、前年同月比4.8倍の19億円を記録、薬効別単独首位に躍り出た。処方割合は3.0%から10.7%へ、構成比も2.9%から9.5%へ上昇、今後さらなる成長が見込める。糖尿病用剤は4位の10億円ながら、処方割合は7.7%と3位を確保した。 次に、09年4月単月度の都道府県別後発品処...
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」に基づき、09年4月の後発品処方実態を前年同月比で分析した。全体の後発品市場規模(薬剤料)は、46.3%増の199億円に達したが、処方割合は5.7%から6.4%、数量ベースでも17.3%から18.3%と伸びはわずかで、期待通りとは言えまい。 大薬効分類で順調なのは循環器官用薬。市場規模は84.6%増の48億円、処方割合は3.7%から5.3%へ1.6ポイントの上昇、構成比も19.1%から24.1%と拡大した。一方、小薬効分類で注目は血管拡張剤と糖尿病用剤で、血管拡張剤の場合、アムロジピン製剤の急成長で、前年同月比4.8倍の19億円を記録、薬効別単独首位に躍り出た。処方割合は3.0%から10.7%へ、構成比も2.9%から9.5%へ上昇、今後さらなる成長が見込める。糖尿病用剤は4位の10億円ながら、処方割合は7.7%と3位を確保した。 次に、09年4月単月度の都道府県別後発品処方
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