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問われる配合剤の臨床的意義

2009年10月15日号

「カデュエット」(ファイザー)の4製剤(含量規格が異なる)が9月4日に薬価収載された。カデュエットは高血圧症と高脂血症という2つの効能効果を持つ「異種効能配合剤」である。有効成分は、アムロジピンベシル酸塩とアトルバスタチンカルシウムだ。 厚生労働省は30年も前から「医療用配合剤」の製造承認には厳しい対応を採ってきた。申請者に常に「配合意義」を問い、単剤を併用すれば治療には差し支えないはずだと申請段階で門前払いとなった製剤もあったと聞く。ところが、近年はその状況が変わりつつある。 それぞれが既承認の2つの単剤を合体させた配合剤の登場は99年6月の「コンビビル」(抗HIV薬)。05年に抗HIV薬2製品が出ている。06〜09年に、ARBと利尿剤ヒドロクロロチアジドを配合した降圧配合剤4製品が続いた。抗HIV薬の配合意義は誰が見ても明らかだ。服薬コンプライアンス... 「カデュエット」(ファイザー)の4製剤(含量規格が異なる)が9月4日に薬価収載された。カデュエットは高血圧症と高脂血症という2つの効能効果を持つ「異種効能配合剤」である。有効成分は、アムロジピンベシル酸塩とアトルバスタチンカルシウムだ。 厚生労働省は30年も前から「医療用配合剤」の製造承認には厳しい対応を採ってきた。申請者に常に「配合意義」を問い、単剤を併用すれば治療には差し支えないはずだと申請段階で門前払いとなった製剤もあったと聞く。ところが、近年はその状況が変わりつつある。 それぞれが既承認の2つの単剤を合体させた配合剤の登場は99年6月の「コンビビル」(抗HIV薬)。05年に抗HIV薬2製品が出ている。06〜09年に、ARBと利尿剤ヒドロクロロチアジドを配合した降圧配合剤4製品が続いた。抗HIV薬の配合意義は誰が見ても明らかだ。服薬コンプライアンスの向

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