医薬経済オンライン

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再編の成果検証

無意味だった中堅下位同士の合併

第5回 あすか製薬

2009年10月1日号

 あすか製薬は05年10月1日に、帝国臓器製薬とグレラン製薬が合併して発足した。唯一の中堅企業同士の再編だった。帝国臓器は武田薬品グループ企業で販売を武田薬品に依存していた。グレランも武田薬品グループ企業から長瀬産業傘下になったが、両社は同根の企業と言える。合併直前の05年3月期の売上高は帝国臓器が206億円、グレランが101億円という中堅の下位企業だった。この程度の企業の合併はパイプライン強化や特別の技術の取り込みを目的とするものなら意味はあるが、そうでなければせいぜい効率化を期待するにとどまる。現にあすか製薬の今日までの推移には再編がプラスした成果は見られない。  独立した中堅企業では過去、経営難から内外大手の傘下に入る救済再編のケースが数例あったが、基本的に再編には無関心が続いている。中堅企業には同族企業が多く家業意識が強い。しかも薬価制度によ...  あすか製薬は05年10月1日に、帝国臓器製薬とグレラン製薬が合併して発足した。唯一の中堅企業同士の再編だった。帝国臓器は武田薬品グループ企業で販売を武田薬品に依存していた。グレランも武田薬品グループ企業から長瀬産業傘下になったが、両社は同根の企業と言える。合併直前の05年3月期の売上高は帝国臓器が206億円、グレランが101億円という中堅の下位企業だった。この程度の企業の合併はパイプライン強化や特別の技術の取り込みを目的とするものなら意味はあるが、そうでなければせいぜい効率化を期待するにとどまる。現にあすか製薬の今日までの推移には再編がプラスした成果は見られない。  独立した中堅企業では過去、経営難から内外大手の傘下に入る救済再編のケースが数例あったが、基本的に再編には無関心が続いている。中堅企業には同族企業が多く家業意識が強い。しかも薬価制度によって

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