医薬経済オンライン

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脱「モーラス」に立ちはだかる壁

構造改革、成否のカギはマネジメント機能の「アップデート」

2009年10月1日号

 確かに〝偉業〟かも知れない。トヨタ自動車を始めとする国内の製造業各社がリーマン・ショックで軒並み業績を落とすなか、久光製薬は直近の09年2月期ま で8期連続の増収増益を達成し、当期利益に限れば28期連続で前年実績を更新し続けている。不況に強いとされる製薬セクターにおいても安定感は一頭地を抜 いており、進行中の今年度の決算も、80年に起きた「サロンパス」の不良品トラブルのような番狂わせさえなければ、その誇らしい数字をまたひとつ塗り替え ることになるだろう。  躍進の原動力はもちろん「モーラステープ」群の伸長だ。前2月期の売上高は前年比10.1%増の718億円。6月末に開示さ れた10年2月期第1四半期は伸び率こそ前年同期比1.6%増と鈍化したものの、金額的には173億円と依然、連結売上高の6割弱を稼ぎ出す看板商品の地 位を保っている。本号が発行される頃には明らかになって...  確かに〝偉業〟かも知れない。トヨタ自動車を始めとする国内の製造業各社がリーマン・ショックで軒並み業績を落とすなか、久光製薬は直近の09年2月期ま で8期連続の増収増益を達成し、当期利益に限れば28期連続で前年実績を更新し続けている。不況に強いとされる製薬セクターにおいても安定感は一頭地を抜 いており、進行中の今年度の決算も、80年に起きた「サロンパス」の不良品トラブルのような番狂わせさえなければ、その誇らしい数字をまたひとつ塗り替え ることになるだろう。  躍進の原動力はもちろん「モーラステープ」群の伸長だ。前2月期の売上高は前年比10.1%増の718億円。6月末に開示さ れた10年2月期第1四半期は伸び率こそ前年同期比1.6%増と鈍化したものの、金額的には173億円と依然、連結売上高の6割弱を稼ぎ出す看板商品の地 位を保っている。本号が発行される頃には明らかになってい

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