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患者会

NPO法人 全国脊髄小脳変性症・多系統萎縮症友の会

2009年10月1日号

今でも治療法の開発を「希望」齋藤亮二会長 最新技術を駆使した遺伝子診断。爪や口腔粘膜などの細胞から抽出したDNAを見て「太りやすい」かどうかを判断することもあるが、多くは今後発症する恐れのある疾患を把握することに用いられる。 遺伝子診断で異常が見つかり、これから発症する病名がわかっても、治療技術は確立していない疾患が多いのが現状だ。遺伝子の異常で発症する疾患には、難病が多く、「脊髄小脳変性症」もそのうちのひとつだ。「全国脊髄小脳変性症・多系統萎縮症友の会」の齋藤亮二会長は、治療法がない現実に悩む患者の声に耳を傾けてきた。齋藤会長に、脊髄小脳変性症について聞いた。——「脊髄小脳変性症」とはどのようなものですか。齋藤 いくつかの型があるのですが、共通する症状は小脳の萎縮で起こる障害です。小脳は、運動機能、言語、目の動きなどを司っており、萎縮す... 今でも治療法の開発を「希望」齋藤亮二会長 最新技術を駆使した遺伝子診断。爪や口腔粘膜などの細胞から抽出したDNAを見て「太りやすい」かどうかを判断することもあるが、多くは今後発症する恐れのある疾患を把握することに用いられる。 遺伝子診断で異常が見つかり、これから発症する病名がわかっても、治療技術は確立していない疾患が多いのが現状だ。遺伝子の異常で発症する疾患には、難病が多く、「脊髄小脳変性症」もそのうちのひとつだ。「全国脊髄小脳変性症・多系統萎縮症友の会」の齋藤亮二会長は、治療法がない現実に悩む患者の声に耳を傾けてきた。齋藤会長に、脊髄小脳変性症について聞いた。——「脊髄小脳変性症」とはどのようなものですか。齋藤 いくつかの型があるのですが、共通する症状は小脳の萎縮で起こる障害です。小脳は、運動機能、言語、目の動きなどを司っており、萎縮すると

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