深層◎民主圧勝総選挙
地元に吹く風を見誤った代償
ルポ・医師会の乱 激戦茨城6区
2009年9月15日号
無念の結果に空を睨む丹羽
総選挙の公示を10日後に控えた8月8日、茨城県のJR土浦駅周辺を歩いてみた。
連続10期の当選を果たし、厚相を3度も経験している厚労族のドン、丹羽雄哉の地盤だ。つくば市や石岡市などと合わせた茨城6区は、水戸市のある茨城1区を凌ぎ、県内で最も有権者の多い選挙区だ。
自民党政治に別れを告げ、新たな政権を誕生させる政権選択を控えた街をルポする。そんな私たちの気負いを嘲笑うかのように、土浦の街は、静かだった。
ちょうど駅周辺ではお祭りが催されていたが、選挙の「せ」の字も感じない。立候補予定者はおろか、政党のポスターも街中ではほとんど見かけない。
個人商店の本屋に立ち寄ったときに尋ねてみた。
「もうすぐ選挙ですねぇ。盛り上がっていますか?」
「商店街の寄り合いでも、話題になることはほとんどないね」
拍子抜けするほど、み...
無念の結果に空を睨む丹羽
総選挙の公示を10日後に控えた8月8日、茨城県のJR土浦駅周辺を歩いてみた。
連続10期の当選を果たし、厚相を3度も経験している厚労族のドン、丹羽雄哉の地盤だ。つくば市や石岡市などと合わせた茨城6区は、水戸市のある茨城1区を凌ぎ、県内で最も有権者の多い選挙区だ。
自民党政治に別れを告げ、新たな政権を誕生させる政権選択を控えた街をルポする。そんな私たちの気負いを嘲笑うかのように、土浦の街は、静かだった。
ちょうど駅周辺ではお祭りが催されていたが、選挙の「せ」の字も感じない。立候補予定者はおろか、政党のポスターも街中ではほとんど見かけない。
個人商店の本屋に立ち寄ったときに尋ねてみた。
「もうすぐ選挙ですねぇ。盛り上がっていますか?」
「商店街の寄り合いでも、話題になることはほとんどないね」
拍子抜けするほど、みんな
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