政権交代後も終わらない財源論議
いずれ必要な負担増、国民に受容される土台つくりを
2009年9月15日号
40日間にも及んだ真夏の選挙戦。民意は308対119という決定的な大差で「自公」の政治家諸氏から権力を剥奪した。さしもの自民党も、今度ばかりはどう取り繕っても政権には届かない。だが、民主党政権になっても、世界に類例のない少子高齢化や未曾有の借金漬け財政という現実は変わらない。本当のところ、財源問題はどうなのか。
財源問題は、今般の総選挙で、常に与野党の対立軸となっていた。端的に言えば、消費税率を上げるのか上げないのか、ということ。片や自民党は、景気回復を前提に引き上げることを言明。それを政権与党としての「責任力」であるとアピールした。片や民主党は「向こう4年間は引き上げ不要」との主張。予算の組み替えと天下り廃止などで、公約実現に必要な財源は捻出できると訴えた。
今回、トリプルスコアの勢いで民主党が自民党を圧倒したわけだが、してみると、それが...
40日間にも及んだ真夏の選挙戦。民意は308対119という決定的な大差で「自公」の政治家諸氏から権力を剥奪した。さしもの自民党も、今度ばかりはどう取り繕っても政権には届かない。だが、民主党政権になっても、世界に類例のない少子高齢化や未曾有の借金漬け財政という現実は変わらない。本当のところ、財源問題はどうなのか。
財源問題は、今般の総選挙で、常に与野党の対立軸となっていた。端的に言えば、消費税率を上げるのか上げないのか、ということ。片や自民党は、景気回復を前提に引き上げることを言明。それを政権与党としての「責任力」であるとアピールした。片や民主党は「向こう4年間は引き上げ不要」との主張。予算の組み替えと天下り廃止などで、公約実現に必要な財源は捻出できると訴えた。
今回、トリプルスコアの勢いで民主党が自民党を圧倒したわけだが、してみると、それが消費
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