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海外時報

新薬承認件数がようやく回復基調に

新興国での利益少なく、新薬の穴は新薬で埋めたいが…

2009年9月15日号

 米国を軸にした先進国の政治経済の状況が15〜16年前との類似性で語られている。その伝で行くと、クリントン医療保障計画と直接的に比べられるオバマ医療改革の行く末ばかりか、その失敗が保守派の支配する政治を誘い、日本の政権交代も短命の細川内閣が思い返される。だから、こんなに違うと数え挙げて反論する向きも多いだろう。  米国ではこの状況を経て、新薬ラッシュが始まった。そして今、新薬上市が活性化する兆しを見せている。FDA(食品医薬品局)は今年前半、新規成分製剤と新しい生物学的製剤を8と5、計13製品を承認した。年間件数23と最低に落ち込んだ07年の前半は7と3だった。計31に回復した08年の6と8に近い。しかも、7月に4、8月に3と続いて承認ペースは落ちていない。好調な中枢神経系、しばらくブレーキがかかっていた抗がん剤、モノクローナル抗体も今後は戻ってくると見込まれ...  米国を軸にした先進国の政治経済の状況が15〜16年前との類似性で語られている。その伝で行くと、クリントン医療保障計画と直接的に比べられるオバマ医療改革の行く末ばかりか、その失敗が保守派の支配する政治を誘い、日本の政権交代も短命の細川内閣が思い返される。だから、こんなに違うと数え挙げて反論する向きも多いだろう。  米国ではこの状況を経て、新薬ラッシュが始まった。そして今、新薬上市が活性化する兆しを見せている。FDA(食品医薬品局)は今年前半、新規成分製剤と新しい生物学的製剤を8と5、計13製品を承認した。年間件数23と最低に落ち込んだ07年の前半は7と3だった。計31に回復した08年の6と8に近い。しかも、7月に4、8月に3と続いて承認ペースは落ちていない。好調な中枢神経系、しばらくブレーキがかかっていた抗がん剤、モノクローナル抗体も今後は戻ってくると見込まれてい

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