医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

COPD薬の現状と医師のMRへの苦言

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析46

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2009年9月15日号

 COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、新しい領域の呼吸器疾患で、喫煙者に多くみられる。日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが販売している「スピリーバ」、グラクソ・スミスクラインの「アドエア」がその代表薬として注目されている。 表3はスピリーバとアドエアの活動状況である。GSKはアドエアを主力に位置づけている。スピリーバのD(ディテール)数は、アドエアと比較してNBIで約44%、ファイザーでは約14%と両社合算してもアドエアの6割に満たない。記憶率をみても、アドエア5.4%に対してスピリーバ2%と大きく水をあけられている。 ターゲット配分は、NBIは徹底的によく処方する医師と時々処方する医師にリソースを集中している。ファイザーは新規獲得Dに約12%、GSKが約15%のDリソースを割いている。最も効率的に活動しているのはNBIで、よく処方している医師に...  COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、新しい領域の呼吸器疾患で、喫煙者に多くみられる。日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが販売している「スピリーバ」、グラクソ・スミスクラインの「アドエア」がその代表薬として注目されている。 表3はスピリーバとアドエアの活動状況である。GSKはアドエアを主力に位置づけている。スピリーバのD(ディテール)数は、アドエアと比較してNBIで約44%、ファイザーでは約14%と両社合算してもアドエアの6割に満たない。記憶率をみても、アドエア5.4%に対してスピリーバ2%と大きく水をあけられている。 ターゲット配分は、NBIは徹底的によく処方する医師と時々処方する医師にリソースを集中している。ファイザーは新規獲得Dに約12%、GSKが約15%のDリソースを割いている。最も効率的に活動しているのはNBIで、よく処方している医師に対す

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