医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

新薬続出で非難病化するPAH

潜在患者掘り起こしで高薬価は維持できなくなる

2009年9月1日号

 最近の世界の大手製薬企業のパイプラインをみると、アンメットメディカルニーズを全面に打ち出した開発品が目を引く。なかでも、比較的開発ターゲットが豊富ながん領域が進んでいる。ターゲットによってはバイオベンチャーにも臨床開発の参入が可能となった。  多くのバイオベンチャーが誕生し、現在は大手製薬企業による再編の時代に突入している。がん領域以外の分野では、オーファンドラッグで、酵素補充療法領域でジェンザイムの成功例が出現、肺動脈性肺高血圧市場では、スイス・アクテリオンの成功が、大手製薬企業の開発戦略に影響を及ぼし始めている。つまり、患者数が少なくても、薬価が高く、競合が少なければ、少ない投資でブロックバスターを生み出すことが可能だということが証明されたわけだ。  グローバルメガではノバルティスが吉富製薬(現田辺三菱製薬)と台糖(現三井製糖)が創...  最近の世界の大手製薬企業のパイプラインをみると、アンメットメディカルニーズを全面に打ち出した開発品が目を引く。なかでも、比較的開発ターゲットが豊富ながん領域が進んでいる。ターゲットによってはバイオベンチャーにも臨床開発の参入が可能となった。  多くのバイオベンチャーが誕生し、現在は大手製薬企業による再編の時代に突入している。がん領域以外の分野では、オーファンドラッグで、酵素補充療法領域でジェンザイムの成功例が出現、肺動脈性肺高血圧市場では、スイス・アクテリオンの成功が、大手製薬企業の開発戦略に影響を及ぼし始めている。つまり、患者数が少なくても、薬価が高く、競合が少なければ、少ない投資でブロックバスターを生み出すことが可能だということが証明されたわけだ。  グローバルメガではノバルティスが吉富製薬(現田辺三菱製薬)と台糖(現三井製糖)が創製

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence