医薬経済オンライン

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再編の成果検証

現状「成果」乏しくも今後に期待

第3回 大日本住友製薬

2009年9月1日号

 大日本製薬と住友製薬が、大日本製薬を存続会社にして合併、大日本住友製薬として発足したのは05年10月。05年は第一三共、あすか製薬も発足しており、業界再編のひとつのヤマ場をつくった年だ。  大日本住友製薬にとって09年3月期は発足して4期目の決算だが、1期目は大日本製薬の上半期と新会社の下半期からなる変則決算だった。合併直前の05年3月期決算は大日本製薬、住友製薬が別々の決算、しかも住友製薬は非上場で住友化学の子会社だったため決算の詳細な内容は明らかでない。  ただ、合併1期目の06年3月期の変則決算では、上半期に住友製薬の実績を合算した数字と、05年3月期についての両社の実績を単純に合算した数字を開示して継続性のあるデータを補足資料として添付した。詳細なものではないが継続比較できる点で行き届いた対応だった。このデータに基づいて05年3月期と09年3月期を比較し...  大日本製薬と住友製薬が、大日本製薬を存続会社にして合併、大日本住友製薬として発足したのは05年10月。05年は第一三共、あすか製薬も発足しており、業界再編のひとつのヤマ場をつくった年だ。  大日本住友製薬にとって09年3月期は発足して4期目の決算だが、1期目は大日本製薬の上半期と新会社の下半期からなる変則決算だった。合併直前の05年3月期決算は大日本製薬、住友製薬が別々の決算、しかも住友製薬は非上場で住友化学の子会社だったため決算の詳細な内容は明らかでない。  ただ、合併1期目の06年3月期の変則決算では、上半期に住友製薬の実績を合算した数字と、05年3月期についての両社の実績を単純に合算した数字を開示して継続性のあるデータを補足資料として添付した。詳細なものではないが継続比較できる点で行き届いた対応だった。このデータに基づいて05年3月期と09年3月期を比較し、4

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