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interview

多田正世・大日本住友製薬社長 多田正世

2009年9月1日号

ノルマではなく、「自分たちの目標」を 08年6月に就任した大日本住友製薬の多田正世社長は、「厳しい時期にトップに就いたことは、十分に認識している」と語る。米国進出を賭けて統合失調症治療薬「ルラシドン」の開発に研究開発投資を集中する傍らで、08年7月には、主力の「アムロジン」に後発品が参入するという苦境に直面している。6月からは新しい営業体制に改めた。——6月に営業体制を地域本部制に改めました。そこに至った前提として問題意識があったと思います。まずは営業面で、就任1年目の総括を。多田 医薬品事業は本来ローカルなもので、それぞれの地域に応じたニーズがあるのではないかと思っていた。そういうなかで実際の運営は、本社の本部組織が製品ごとの作戦を立て、これを地域がこなしていく体制になっていた。これは一見、効率的に見えるが、組織が大きくなると、本部の方針がなかな... ノルマではなく、「自分たちの目標」を 08年6月に就任した大日本住友製薬の多田正世社長は、「厳しい時期にトップに就いたことは、十分に認識している」と語る。米国進出を賭けて統合失調症治療薬「ルラシドン」の開発に研究開発投資を集中する傍らで、08年7月には、主力の「アムロジン」に後発品が参入するという苦境に直面している。6月からは新しい営業体制に改めた。——6月に営業体制を地域本部制に改めました。そこに至った前提として問題意識があったと思います。まずは営業面で、就任1年目の総括を。多田 医薬品事業は本来ローカルなもので、それぞれの地域に応じたニーズがあるのではないかと思っていた。そういうなかで実際の運営は、本社の本部組織が製品ごとの作戦を立て、これを地域がこなしていく体制になっていた。これは一見、効率的に見えるが、組織が大きくなると、本部の方針がなかなか

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