医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

フロントライン

「武田」を感じた中医協ヒアリング

2009年9月1日号

 8月5日の中央社会保険医療協議会薬価専門部会では、前回、説明不足との指摘があった特許期間中の新薬の薬価改定方式に関して、業界の提案する「薬価維持特例」の導入の必要性について再度の業界代表者による説明とかなり踏み込んだ議論があった。ヒアリングは、日本製薬工業協会副会長で武田薬品の長谷川閑史社長と米国研究製薬工業協会(PhRMA)在日執行委員長でヤンセンファーマの関口康会長が提案説明を行い、委員からの質問に答えた。 薬価維持特例については、7月15日の薬価専門部会で、導入の必要性に関しては結局、説明不足ということで、提案に対する賛同はおろか納得も得られていなかった。中医協委員は、提案をあまり評価せず、導入にも否定的な雰囲気が漂っていた。 8月5日のヒアリングで長谷川社長は、新薬と後発品の役割分担を明確にし、貴重な医療財源を合理的・効率的に配分する...  8月5日の中央社会保険医療協議会薬価専門部会では、前回、説明不足との指摘があった特許期間中の新薬の薬価改定方式に関して、業界の提案する「薬価維持特例」の導入の必要性について再度の業界代表者による説明とかなり踏み込んだ議論があった。ヒアリングは、日本製薬工業協会副会長で武田薬品の長谷川閑史社長と米国研究製薬工業協会(PhRMA)在日執行委員長でヤンセンファーマの関口康会長が提案説明を行い、委員からの質問に答えた。 薬価維持特例については、7月15日の薬価専門部会で、導入の必要性に関しては結局、説明不足ということで、提案に対する賛同はおろか納得も得られていなかった。中医協委員は、提案をあまり評価せず、導入にも否定的な雰囲気が漂っていた。 8月5日のヒアリングで長谷川社長は、新薬と後発品の役割分担を明確にし、貴重な医療財源を合理的・効率的に配分するこ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence