医薬経済オンライン

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厚労省の心許ない「民主党とのパイプ」

社会保障に精通する議員探しに勤しむ日々

2009年8月15日号

 18日公示、30日投開票の衆院選では民主党が勝利し、政権交代につながる可能性が濃厚となっている。年金記録漏れ問題をはじめ、薬害肝炎、原爆訴訟の問題などでことごとく民主党から目の敵にされてきた厚生労働省は、目下の政局に戸惑いを隠さない。他省庁が着々と民主党シフトを敷き始めたなか、同党との距離の取り方について、依然として手探りを続けている。  厚労省が幹部の異動を発表した7月17日(24日付)。局長級を多く留任させた人事に対し、同省内には「民主党がどこに弾を撃ってきても耐え得る布陣だ」といった評価の声と、「民主党へのパイプが細い」という不安が交錯した。舛添要一厚労相とともに人事案を練った幹部のひとりは、周囲に「民主党対策というのは、あまり意識していない」と漏らした。  とはいえ、民主党が政権に就くことをまったく考慮しなかったわけではないようだ。その...  18日公示、30日投開票の衆院選では民主党が勝利し、政権交代につながる可能性が濃厚となっている。年金記録漏れ問題をはじめ、薬害肝炎、原爆訴訟の問題などでことごとく民主党から目の敵にされてきた厚生労働省は、目下の政局に戸惑いを隠さない。他省庁が着々と民主党シフトを敷き始めたなか、同党との距離の取り方について、依然として手探りを続けている。  厚労省が幹部の異動を発表した7月17日(24日付)。局長級を多く留任させた人事に対し、同省内には「民主党がどこに弾を撃ってきても耐え得る布陣だ」といった評価の声と、「民主党へのパイプが細い」という不安が交錯した。舛添要一厚労相とともに人事案を練った幹部のひとりは、周囲に「民主党対策というのは、あまり意識していない」と漏らした。  とはいえ、民主党が政権に就くことをまったく考慮しなかったわけではないようだ。そのひと

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