医薬経済オンライン

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総括なし後期高齢者医療制度の「混乱」

自民・民主は過去の〝振る舞い?を正せ

2009年8月15日号

 8月30日の投開票に向けて、選挙ムード一色の永田町・霞ヶ関。初の政権奪取に向けて鼻息荒い民主党は「国民の生活が第一」と謳う。一方、受けて立つ自民党も「暮らしの安心を守る」とアピールする。2大政党が、ともに国民の不安を慮って「大丈夫。心配ないよ。我々に任せてくれ」と訴えているわけだが、果たして、どちらの言を信ずればいいのか。  状況は切迫している。新興国の急追を受け、世界経済における日本の優位性は切り崩される一方だ。同時に、人口高齢化が世界最速のスピードで進展し、家族や地域コミュニティの紐帯が緩み、厚みのあった中間層が正規労働者・非正規労働者に2極化している。多様化・増大するニーズに対応すべく社会保障の機能強化は必須でありながら、一方で、低成長経済と財政赤字の両面から「持続可能性」に赤みがかった黄信号が点っている——。それが今日の日本社会の座標...  8月30日の投開票に向けて、選挙ムード一色の永田町・霞ヶ関。初の政権奪取に向けて鼻息荒い民主党は「国民の生活が第一」と謳う。一方、受けて立つ自民党も「暮らしの安心を守る」とアピールする。2大政党が、ともに国民の不安を慮って「大丈夫。心配ないよ。我々に任せてくれ」と訴えているわけだが、果たして、どちらの言を信ずればいいのか。  状況は切迫している。新興国の急追を受け、世界経済における日本の優位性は切り崩される一方だ。同時に、人口高齢化が世界最速のスピードで進展し、家族や地域コミュニティの紐帯が緩み、厚みのあった中間層が正規労働者・非正規労働者に2極化している。多様化・増大するニーズに対応すべく社会保障の機能強化は必須でありながら、一方で、低成長経済と財政赤字の両面から「持続可能性」に赤みがかった黄信号が点っている——。それが今日の日本社会の座標で

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