医薬経済オンライン

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ジェネリック使用促進策「アメリカンコネクション」

メーカーと全国卸の協同体制構築

第3回

ワタナベアソシエーツ 渡辺敏一

2009年8月1日号

 日米間のジェネリック企業と医薬品卸との〝ジェネリック使用促進〟を巡る関係には、多少のタイムラグが見られるものの、基本的には同じ流れで動いている。医薬品市場の環境変化に伴い、米国ジェネリック企業と卸の関係は大きく変動してきた。 そして、今や米国卸によるジェネリック取扱高は、表1のように、07年度では約357億ドルとなり、総売上高におけるシェアは約15%にも達した。また、医療用医薬品合計売上高(約2170億ドル)に占めるジェネリック売上高(約36億ドル)シェアは約16・4%で、これは同年の米国医薬品トータル市場におけるジェネリックの金額ベースシェア16%(IMSデータ)にほぼ等しい。 これは、卸がジェネリックビジネスに力を入れていることを意味するが、事実、彼らのさまざまなジェネリック使用促進に関する行動を観察するとき、彼らが米国のジェネリック使用率(処方せん...  日米間のジェネリック企業と医薬品卸との〝ジェネリック使用促進〟を巡る関係には、多少のタイムラグが見られるものの、基本的には同じ流れで動いている。医薬品市場の環境変化に伴い、米国ジェネリック企業と卸の関係は大きく変動してきた。 そして、今や米国卸によるジェネリック取扱高は、表1のように、07年度では約357億ドルとなり、総売上高におけるシェアは約15%にも達した。また、医療用医薬品合計売上高(約2170億ドル)に占めるジェネリック売上高(約36億ドル)シェアは約16・4%で、これは同年の米国医薬品トータル市場におけるジェネリックの金額ベースシェア16%(IMSデータ)にほぼ等しい。 これは、卸がジェネリックビジネスに力を入れていることを意味するが、事実、彼らのさまざまなジェネリック使用促進に関する行動を観察するとき、彼らが米国のジェネリック使用率(処方せん枚

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