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海外時報

比較有効性研究と「エフィエント」

オバマ医療制度改革のもうひとつの争点

2009年8月1日号

 オバマ大統領の市場独占期間の保証は「7年で十分」とする見解声明で、収束するかに見えたバイオシミラー(バイオ後続品)のFDA簡略承認制度の整備は一転、12年で制度化を進めるか再び制度化を見送るか、難しい駆け引きの世界に迷い込んだ。  2年前、上院はバイオテクノロジー産業協会(BIO)の求める12年の独占期間に基づく法案を通したが、下院はジェネリック業界の意向を汲んで動かず、制度化は消えた。  オバマ政権下、攻勢に出たジェネリック業界の勢いは7月、あっけなく萎んだ。上院は大統領見解の後、ケネディら民主党の半分が最大14年半と前より上乗せする独占期間の法案を出した。調子に乗りすぎだと共和党が諌めて、賛成16、反対7、もとの12年に戻す修正で医療改革法案に盛り込んだ。原則7年の対案はあっさり退けられた。  予想外は、上院に対応する法案が下院でも優勢になったこと...  オバマ大統領の市場独占期間の保証は「7年で十分」とする見解声明で、収束するかに見えたバイオシミラー(バイオ後続品)のFDA簡略承認制度の整備は一転、12年で制度化を進めるか再び制度化を見送るか、難しい駆け引きの世界に迷い込んだ。  2年前、上院はバイオテクノロジー産業協会(BIO)の求める12年の独占期間に基づく法案を通したが、下院はジェネリック業界の意向を汲んで動かず、制度化は消えた。  オバマ政権下、攻勢に出たジェネリック業界の勢いは7月、あっけなく萎んだ。上院は大統領見解の後、ケネディら民主党の半分が最大14年半と前より上乗せする独占期間の法案を出した。調子に乗りすぎだと共和党が諌めて、賛成16、反対7、もとの12年に戻す修正で医療改革法案に盛り込んだ。原則7年の対案はあっさり退けられた。  予想外は、上院に対応する法案が下院でも優勢になったことだ

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