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霞が関人物録

国立・私立「御三家」高校出身者で固める官僚群

4 広島県

2009年8月1日号

 人口287万人で、中国地方で最も大きい広島県は、中央官庁にも多くの官僚を送り出している。他県に比べて県立高校出身者よりも、私立や国立大学付属高校を母校にする官僚が多いのが特徴だ。 地元では、広島大学附属高校(写真)と広島学院高校、修道高校を「御三家」と呼ぶ。いずれも県内にとどまらず、全国的にも名を知られた名門の進学校だ。 広島学院卒として、厚生労働省で注目を集めるのは、社会・援護局長の阿曽沼慎司氏(京大経卒74年厚生省入省、写真)だ。舛添要一厚生労働相は6月26日の記者会見で、厚労省の江利川毅事務次官と坂野泰治社会保険庁長官を退任させ、後任にそれぞれ水田邦雄保険局長、渡辺芳樹年金局長を昇格させる人事を、異例のスピードで発表した。そのなかで最も注目を集めたのが、これまで医師免許を持つ「医系技官」の独占ポストだった医政局長人事。事務系の阿曽沼氏を...  人口287万人で、中国地方で最も大きい広島県は、中央官庁にも多くの官僚を送り出している。他県に比べて県立高校出身者よりも、私立や国立大学付属高校を母校にする官僚が多いのが特徴だ。 地元では、広島大学附属高校(写真)と広島学院高校、修道高校を「御三家」と呼ぶ。いずれも県内にとどまらず、全国的にも名を知られた名門の進学校だ。 広島学院卒として、厚生労働省で注目を集めるのは、社会・援護局長の阿曽沼慎司氏(京大経卒74年厚生省入省、写真)だ。舛添要一厚生労働相は6月26日の記者会見で、厚労省の江利川毅事務次官と坂野泰治社会保険庁長官を退任させ、後任にそれぞれ水田邦雄保険局長、渡辺芳樹年金局長を昇格させる人事を、異例のスピードで発表した。そのなかで最も注目を集めたのが、これまで医師免許を持つ「医系技官」の独占ポストだった医政局長人事。事務系の阿曽沼氏を充て

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