医薬経済オンライン

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久光の命運握る「強力」鎮痛剤

モーラス一本足打法から脱却できるか

2009年7月15日号

 久光製薬の08年2月期単体売上高は1181億円、そのうち消炎鎮痛貼付剤モーラステープの売上高は719億円と約6割に達した。同剤が発売されたのが95年12月で、96年2月期の単体売上高は365億円であるから12年間で3.2倍、営業利益は319億円と同6.9倍、時価総額は8.6倍に拡大した。今やモーラステープは消炎鎮痛貼付剤市場で50%の市場シェアを獲得した。  モーラステープが成功した背景は、ケトプロフェン貼付製剤の鎮痛効果だけでなく、腰痛症の適応症を唯一取得したこと、貼り易さ、剥がし易さといった度重なる製品改良、L判の投入、ドクター以外のコ・メディカルへのMR活動が功を奏した結果といえよう。後発品が多数登場しているものの、貼り易さを追求、布地にコストをかけたモーラステープの牙城は揺がない。09年2月期のモーラステープは薬価引き下げが3.6%あったが数量ベースで14%程度伸びた。  久光製薬の08年2月期単体売上高は1181億円、そのうち消炎鎮痛貼付剤モーラステープの売上高は719億円と約6割に達した。同剤が発売されたのが95年12月で、96年2月期の単体売上高は365億円であるから12年間で3.2倍、営業利益は319億円と同6.9倍、時価総額は8.6倍に拡大した。今やモーラステープは消炎鎮痛貼付剤市場で50%の市場シェアを獲得した。  モーラステープが成功した背景は、ケトプロフェン貼付製剤の鎮痛効果だけでなく、腰痛症の適応症を唯一取得したこと、貼り易さ、剥がし易さといった度重なる製品改良、L判の投入、ドクター以外のコ・メディカルへのMR活動が功を奏した結果といえよう。後発品が多数登場しているものの、貼り易さを追求、布地にコストをかけたモーラステープの牙城は揺がない。09年2月期のモーラステープは薬価引き下げが3.6%あったが数量ベースで14%程度伸びた。

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