医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

大手を悩ます後発品と副作用問題

第28回

医薬評論家 五條正也

2009年7月15日号

「クスリ」をひっくり返すと「リスク」になるという話は、本誌の読者なら誰でもご存じだろう。それでも10年ほど前には、「製薬企業は、パイプラインを見れば5年後の売上げがわかる」と言われていた。需要の見込める新製品はそれなりにあり、実際のリスクはそれほど高くなかったのである。  しかし、メルクのCOX–2阻害剤「バイオックス」が、心臓への副作用問題で04年終わりに販売中止となって以降、大型医薬品のリスクが急速に高まった。一方、期待できる新製品は非常に限られる時代となり、大手メーカーは売上げの維持さえ難しい時代に入っている。 「クスリ」をひっくり返すと「リスク」になるという話は、本誌の読者なら誰でもご存じだろう。それでも10年ほど前には、「製薬企業は、パイプラインを見れば5年後の売上げがわかる」と言われていた。需要の見込める新製品はそれなりにあり、実際のリスクはそれほど高くなかったのである。  しかし、メルクのCOX–2阻害剤「バイオックス」が、心臓への副作用問題で04年終わりに販売中止となって以降、大型医薬品のリスクが急速に高まった。一方、期待できる新製品は非常に限られる時代となり、大手メーカーは売上げの維持さえ難しい時代に入っている。

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