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海外時報

オバマ改革支援でも燻る価格統制

バイオシミラーでは業界内に不協和音

2009年7月15日号

 10年間800億ドル相当の費用抑制を呑んで医療改革の推進を援護するという米国製薬業界とオバマ政権、ボーカス上院財政委員長との合意はすこぶる評判がいい。もっと重い負担を突きつけられる危険の芽を摘んだ、すばやい戦略的勝利という見方だ。  800億ドル貢献の詳細は確定していないが、以下の構成になるという。 ①貢献は2月の予算教書で求められていたメディケイド薬剤リベートとバイオシミラー制度創設による270億ドルを含む ②原案では15.1%を22.1%に引き上げることになっていたメディケイド・リベート率は23.1%と1ポイントを乗せ、リベートを求める対象も広げて、支払い総額増額を350億ドル近くにする ③メディケア薬剤給付の患者全額負担部分(ドーナッツ・ホール)に製薬会社が薬価50%引きで提供する費用は300億ドル ④3つの政策で800億ドルに届かない分は追って調整する  このうち、③の値引...  10年間800億ドル相当の費用抑制を呑んで医療改革の推進を援護するという米国製薬業界とオバマ政権、ボーカス上院財政委員長との合意はすこぶる評判がいい。もっと重い負担を突きつけられる危険の芽を摘んだ、すばやい戦略的勝利という見方だ。  800億ドル貢献の詳細は確定していないが、以下の構成になるという。 ①貢献は2月の予算教書で求められていたメディケイド薬剤リベートとバイオシミラー制度創設による270億ドルを含む ②原案では15.1%を22.1%に引き上げることになっていたメディケイド・リベート率は23.1%と1ポイントを乗せ、リベートを求める対象も広げて、支払い総額増額を350億ドル近くにする ③メディケア薬剤給付の患者全額負担部分(ドーナッツ・ホール)に製薬会社が薬価50%引きで提供する費用は300億ドル ④3つの政策で800億ドルに届かない分は追って調整する  このうち、③の値引き

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