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OUTLOOK・欧米のMR事情

マサチューセッツ州の厳しい新規則

第193回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2009年7月15日号

 マサチューセッツ州の公衆衛生協議会は今年5月に、製薬会社と医療機器企業を対象とした営業マーケティング関連の経費に関する情報公開に関して新しいルールを決めた。そして、7月1日に実施された。 その内容は、米国では最も包括的で厳しいものであるとされ、医師に対する謝礼や各種支払いなどの情報公開を義務付けられる。ペンやマグカップなど、プロモーションを目的とした品物の提供が禁じられ、トレーニングを実施した際の食事の提供も全て禁止される。しかし、研究や臨床開発に関連する支払い、リベートや割引、患者が使用するために提供される試供品、無料で実施する医療行為用のデモ装置の提供などの情報公開は免除される。その他の50ドルを超える金銭の提供はすべて報告の対象となるのである。 各企業は1年後の10年7月1日に同州の医療関係者に提供した報酬に関するレポートを提出しなければ...  マサチューセッツ州の公衆衛生協議会は今年5月に、製薬会社と医療機器企業を対象とした営業マーケティング関連の経費に関する情報公開に関して新しいルールを決めた。そして、7月1日に実施された。 その内容は、米国では最も包括的で厳しいものであるとされ、医師に対する謝礼や各種支払いなどの情報公開を義務付けられる。ペンやマグカップなど、プロモーションを目的とした品物の提供が禁じられ、トレーニングを実施した際の食事の提供も全て禁止される。しかし、研究や臨床開発に関連する支払い、リベートや割引、患者が使用するために提供される試供品、無料で実施する医療行為用のデモ装置の提供などの情報公開は免除される。その他の50ドルを超える金銭の提供はすべて報告の対象となるのである。 各企業は1年後の10年7月1日に同州の医療関係者に提供した報酬に関するレポートを提出しなければなら

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