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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(08年11月)②

急接近する血管拡張剤

2009年7月15日号

 後発医薬品の使用促進は遅々として加速せず、政府目標の12年度数量シェア30%達成は危ぶまれている。浮上のカギは薬局・薬剤師が握っていることを以下の3件の調査結果が明示している。 日本製薬団体連合会による93薬局への面接調査・先発品と後発品の薬価差が小さい場合、説明・調剤はせず、治療の主軸とならない薬については積極的に変更する。 東京都薬剤師会による941薬局調査・総処方せん枚数に対する後発品の変更率は2.6%にしか過ぎず、患者への説明が「一切なし」の薬局は36%に達する。 医療経済研究機構の研究報告によると、使用促進最大の阻害要因は薬剤師の認識欠如とし、経営上の理由から消極姿勢を示すということは、医療の担い手としての保険薬剤師の役割放棄と断じている。 さて、今回は08年4〜11月、前年同期、06年度(06年4〜07年3月)の3期間を通じて後発品の薬効別動向をみた。...  後発医薬品の使用促進は遅々として加速せず、政府目標の12年度数量シェア30%達成は危ぶまれている。浮上のカギは薬局・薬剤師が握っていることを以下の3件の調査結果が明示している。 日本製薬団体連合会による93薬局への面接調査・先発品と後発品の薬価差が小さい場合、説明・調剤はせず、治療の主軸とならない薬については積極的に変更する。 東京都薬剤師会による941薬局調査・総処方せん枚数に対する後発品の変更率は2.6%にしか過ぎず、患者への説明が「一切なし」の薬局は36%に達する。 医療経済研究機構の研究報告によると、使用促進最大の阻害要因は薬剤師の認識欠如とし、経営上の理由から消極姿勢を示すということは、医療の担い手としての保険薬剤師の役割放棄と断じている。 さて、今回は08年4〜11月、前年同期、06年度(06年4〜07年3月)の3期間を通じて後発品の薬効別動向をみた。08

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