医薬経済オンライン

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改正薬事法が生んだ新たな矛盾

同一処方の漢方薬、制度で3つの顔を持つはめに

2009年7月1日号

 漢方薬が賑やかだ。  OTC薬では、ヒット商品の多くが漢方処方を採用している。小林製薬の「ナイシトール85」が火をつけ、各社が漢方OTC薬を発売、市場には続々と新製品が登場している。また、医療用医薬品でも漢方の伸びは堅調だ。  さらに、最近まで注目を集めたのが漢方薬の通信販売。街の漢方専門薬局が、自店のブランドとして地道に販売してきたのだが、薬事法改正論議のなかで、その販売方法に対して、賛否が分かれた。  漢方薬局では、顧客の悩みを充分に聞いたうえで、処方を決める。初めての患者には直に対応するものの、2回目以降の注文は電話で受け付けることが多い。つまり、商品は郵送することになる。この通信販売に関して物議を醸した。  改正薬事法では、OTC薬をリスクに応じて3分類したのだが、漢方薬は第2類OTC薬に指定。一方で、通信販売が可能なOTC薬をリスク...  漢方薬が賑やかだ。  OTC薬では、ヒット商品の多くが漢方処方を採用している。小林製薬の「ナイシトール85」が火をつけ、各社が漢方OTC薬を発売、市場には続々と新製品が登場している。また、医療用医薬品でも漢方の伸びは堅調だ。  さらに、最近まで注目を集めたのが漢方薬の通信販売。街の漢方専門薬局が、自店のブランドとして地道に販売してきたのだが、薬事法改正論議のなかで、その販売方法に対して、賛否が分かれた。  漢方薬局では、顧客の悩みを充分に聞いたうえで、処方を決める。初めての患者には直に対応するものの、2回目以降の注文は電話で受け付けることが多い。つまり、商品は郵送することになる。この通信販売に関して物議を醸した。  改正薬事法では、OTC薬をリスクに応じて3分類したのだが、漢方薬は第2類OTC薬に指定。一方で、通信販売が可能なOTC薬をリスクの低

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