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後発医薬品処方実態(08年11月)①

目だった上昇は見られず

2009年7月1日号

 08年11月の後発品処方割合は、全体で金額ベースが6.5%、数量ベースで18.5%と前月に比べ、それぞれわずか0.1ポイントの上昇と、ほとんど変化を見せていない。薬効大分類別にみても、循環器官用薬(5.1%)、消化器官用薬(10.1%)が0.1ポイントアップしたのみ。薬効小分類では、血管拡張剤の8.8%から9.3%への上昇が目立った程度。なお、抗ウイルス剤が2.2%から2.8%へ拡大しているものの、08年4、5月の4.1%には及ばず一過性のものだ。 こうした遅々として進展しない状況から判断するに、12年末に数量ベース30%の目標達成は「不可能」としか言えまい。5月27日の中央社会保険医療協議会.薬価専門部会での厚生労働省の発表でも、07年9月の薬価本調査における後発品割合18.7%が、09年1月には19.7%(1.2ポイントの補正後)に止まっており、絶望的である。 一方、08年度診療報酬改定で療養担当規...  08年11月の後発品処方割合は、全体で金額ベースが6.5%、数量ベースで18.5%と前月に比べ、それぞれわずか0.1ポイントの上昇と、ほとんど変化を見せていない。薬効大分類別にみても、循環器官用薬(5.1%)、消化器官用薬(10.1%)が0.1ポイントアップしたのみ。薬効小分類では、血管拡張剤の8.8%から9.3%への上昇が目立った程度。なお、抗ウイルス剤が2.2%から2.8%へ拡大しているものの、08年4、5月の4.1%には及ばず一過性のものだ。 こうした遅々として進展しない状況から判断するに、12年末に数量ベース30%の目標達成は「不可能」としか言えまい。5月27日の中央社会保険医療協議会.薬価専門部会での厚生労働省の発表でも、07年9月の薬価本調査における後発品割合18.7%が、09年1月には19.7%(1.2ポイントの補正後)に止まっており、絶望的である。 一方、08年度診療報酬改定で療養担当規則が

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