OBSERVER
田原榮一・財団法人広島がんセミナー理事長
2009年6月15日号
中国地域に初のがんセンター設立へ 広島県の有志が発起人となり、重粒子線治療をメインとする「広島国際がんセンター」を創設することになった。年内にLLP(有限責任事業組合)を立ち上げ、建設資金を調達。運営主体となる財団法人を立ち上げ、13年のスタートをめざす。建設地は、広島市南区丹那町の黄金山山麓で、組合組織から無償譲渡された7000坪。中心部に重粒子線照射棟を置き、がん薬物療法センターや治験研究センターも設ける。また、中国や韓国、ロシア、東南アジアから医療スタッフを受け入れ、研修の場としての役割も受け持つ。——重粒子線をメインとしたのは。田原 全国には、重粒子線も陽子線もさまざまある。確かに陽子線のほうが装置は小型でいいが、何回も照射しなければならない。一方、重粒子線は、肝臓や前立腺がんなら1回の照射ですむ。照射1回当たり300万円ものお金がかかるが、...
中国地域に初のがんセンター設立へ 広島県の有志が発起人となり、重粒子線治療をメインとする「広島国際がんセンター」を創設することになった。年内にLLP(有限責任事業組合)を立ち上げ、建設資金を調達。運営主体となる財団法人を立ち上げ、13年のスタートをめざす。建設地は、広島市南区丹那町の黄金山山麓で、組合組織から無償譲渡された7000坪。中心部に重粒子線照射棟を置き、がん薬物療法センターや治験研究センターも設ける。また、中国や韓国、ロシア、東南アジアから医療スタッフを受け入れ、研修の場としての役割も受け持つ。——重粒子線をメインとしたのは。田原 全国には、重粒子線も陽子線もさまざまある。確かに陽子線のほうが装置は小型でいいが、何回も照射しなければならない。一方、重粒子線は、肝臓や前立腺がんなら1回の照射ですむ。照射1回当たり300万円ものお金がかかるが、1回
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