医薬経済オンライン

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日薬が自前「会館」建設を夢想

関東大震災後からの懸案、「持ち家」か「賃貸」か

2009年6月15日号

 医療政策に影響力を持つ団体はどこか。真っ先に思い浮かぶのは、日本医師会だろう。日医を中心に日本歯科医師会、日本薬剤師会がスクラムを組んだ形が「三師会」。日本看護協会も加えて四師会と呼ぶこともある。  では、四師会のなかで、日薬にだけないものは何か。自前の会館だ。ほかの3団体は、都内に立派な施設を所有する(写真)。  日本医師会館は東京・文京区本駒込に聳え立つ。日医は旧会館(神田駿河台)の敷地約1000㎡を約159億円で売却。元理化学研究所の跡地で、当時、科研製薬の所有となっていた約4000㎡を約122億円で購入する売買交換を行った。  その結果、約4倍の敷地と新会館建設費の大半を賄う費用を手に入れ、90年、新会館は完成した。  総工費は約55億円。地上6階、地下2階。400人収容の小講堂、8つの会議室、各役員室など、多機能な設備を網羅した。床や壁には、南アフリカ...  医療政策に影響力を持つ団体はどこか。真っ先に思い浮かぶのは、日本医師会だろう。日医を中心に日本歯科医師会、日本薬剤師会がスクラムを組んだ形が「三師会」。日本看護協会も加えて四師会と呼ぶこともある。  では、四師会のなかで、日薬にだけないものは何か。自前の会館だ。ほかの3団体は、都内に立派な施設を所有する(写真)。  日本医師会館は東京・文京区本駒込に聳え立つ。日医は旧会館(神田駿河台)の敷地約1000㎡を約159億円で売却。元理化学研究所の跡地で、当時、科研製薬の所有となっていた約4000㎡を約122億円で購入する売買交換を行った。  その結果、約4倍の敷地と新会館建設費の大半を賄う費用を手に入れ、90年、新会館は完成した。  総工費は約55億円。地上6階、地下2階。400人収容の小講堂、8つの会議室、各役員室など、多機能な設備を網羅した。床や壁には、南アフリカ産の

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