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処方せんの記載方法標準化を急げ

2009年6月15日号

 5月25日、厚生労働省で「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」の初会合が開かれた。医療安全の観点から、内服薬処方せんの記載方法に関わる課題や標準化など、今後の処方せんの記載方法のあり方について幅広い検討を行うというものだ。 医薬分業率が60%を超え、外来薬剤は調剤薬局から受け取るのが当たり前になってきた咋今、次第に新たな問題が浮かび上がってきた。医師の院外処方せんの記載方法がバラバラで、意図した処方薬が投与されないケースが出てきているのだ。院内なら、ある程度は医師の書き方の「クセ」を理解している薬剤師・看護師が読み取り、意図通りに投与できていたものが、分業が発展するにつれ、処方の情報伝達に齟齬を生じているのだ。 医療用医薬品は患者の「治療」に使用されるため、さまざまな投与方法(1日3回食後、朝だけ、夜だけ、週1回など)があり、疾患...  5月25日、厚生労働省で「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」の初会合が開かれた。医療安全の観点から、内服薬処方せんの記載方法に関わる課題や標準化など、今後の処方せんの記載方法のあり方について幅広い検討を行うというものだ。 医薬分業率が60%を超え、外来薬剤は調剤薬局から受け取るのが当たり前になってきた咋今、次第に新たな問題が浮かび上がってきた。医師の院外処方せんの記載方法がバラバラで、意図した処方薬が投与されないケースが出てきているのだ。院内なら、ある程度は医師の書き方の「クセ」を理解している薬剤師・看護師が読み取り、意図通りに投与できていたものが、分業が発展するにつれ、処方の情報伝達に齟齬を生じているのだ。 医療用医薬品は患者の「治療」に使用されるため、さまざまな投与方法(1日3回食後、朝だけ、夜だけ、週1回など)があり、疾患によ

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