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OBSERVER

水野能文・医薬情報担当者教育センター事務局長

2009年6月1日号

MR減少のリスクは後発品と制度改革——07年度の「MR白書」では、初めてMR数が減少したと報告しました。今後も続くのでしょうか。水野 MRは、約5万6000人いる。最新(08年度)のデータをメーカーから集めて分析している最中だが、少なくとも増えておらず、横ばいか、やや減るといった状況だ。 減少する理由となるのが、ひとつは合併で、とくに国内メーカー同士のもの。世界的な流れでもあるが、大型新薬がないこと。ジェネリックの伸長によってもMR数は減る。中長期的には、主流が生活習慣病薬から抗体医薬に替わっていくこと。生活習慣病薬に対する、コールはMR数を求めるが、抗体医薬は「数」ではなく「質」のコールで、生活習慣病薬よりMRはいらないね、となる。eディテーリングを絡めて効率的にやるという動きも出ている。——それでも大幅には減らないと。水野 日本の場合は、じわじわ... MR減少のリスクは後発品と制度改革——07年度の「MR白書」では、初めてMR数が減少したと報告しました。今後も続くのでしょうか。水野 MRは、約5万6000人いる。最新(08年度)のデータをメーカーから集めて分析している最中だが、少なくとも増えておらず、横ばいか、やや減るといった状況だ。 減少する理由となるのが、ひとつは合併で、とくに国内メーカー同士のもの。世界的な流れでもあるが、大型新薬がないこと。ジェネリックの伸長によってもMR数は減る。中長期的には、主流が生活習慣病薬から抗体医薬に替わっていくこと。生活習慣病薬に対する、コールはMR数を求めるが、抗体医薬は「数」ではなく「質」のコールで、生活習慣病薬よりMRはいらないね、となる。eディテーリングを絡めて効率的にやるという動きも出ている。——それでも大幅には減らないと。水野 日本の場合は、じわじわ減

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