薬価維持特例「大勝負」の時
前進か後退か、雌雄決する業界ヒアリング
㈱薬新 井高恭彦
2009年6月1日号
「一世一代の大勝負」
日本製薬団体連合会の竹中登一会長は6月3日の中央社会保険医療協議会薬価専門部会での意見陳述に臨む心境を、こう表現した。
この日を境に、薬価制度改革論議は〝第2ラウンド〟に入る。製薬業界が提案している薬価維持特例に関する議論が前進するか、後退するか。竹中会長をはじめとする代表のプレゼンテーション次第だ。まさに雌雄を決する日といっても言い過ぎではない。
振り返れば、日薬連が正式に薬価制度改革案を提出した07年12月以後、部会での議論は計5回に及んだ。しかし、これまでの議論は、基本コンセプト、財政影響、国民患者へのメリットなどに関する業界への質疑、応答に終始し、一向に各論に入る気配がなかった。一体、なぜそうなったのか。また、3日のヒアリングの焦点は何か。さらに、その後、議論はどうなるか。改めて検証する。
「一世一代の大勝負」
日本製薬団体連合会の竹中登一会長は6月3日の中央社会保険医療協議会薬価専門部会での意見陳述に臨む心境を、こう表現した。
この日を境に、薬価制度改革論議は〝第2ラウンド〟に入る。製薬業界が提案している薬価維持特例に関する議論が前進するか、後退するか。竹中会長をはじめとする代表のプレゼンテーション次第だ。まさに雌雄を決する日といっても言い過ぎではない。
振り返れば、日薬連が正式に薬価制度改革案を提出した07年12月以後、部会での議論は計5回に及んだ。しかし、これまでの議論は、基本コンセプト、財政影響、国民患者へのメリットなどに関する業界への質疑、応答に終始し、一向に各論に入る気配がなかった。一体、なぜそうなったのか。また、3日のヒアリングの焦点は何か。さらに、その後、議論はどうなるか。改めて検証する。
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