医薬経済オンライン

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現実的な薬価は先発品の「8掛け」

JCRのEPO後続品、経費回収と患者負担軽減の間

2009年6月1日号

 ジェネリックの最大の価値は、当然のことだが、先発品と比べ価格が安いことである。また、最近は最新の製剤技術で先発品よりも高品質で、患者コンプライアンスを改善することに価値を見出す製品も多々登場してきている。  しかし、ジェネリックは恒常的な価格低下に晒されていることから、たゆまない原価低減努力が必要だ。日本の上場ジェネリック企業の平均営業利益率は13.4%で、世界トップのテバの24.3%より約10ポイント低い。原価率の平均は54.0%でテバの45%と比べて9ポイントも高い。ここから読み取れることは、欧米のジェネリック企業は中心製品のバルクの多くを内製化しているが、国内ジェネリック企業はバルクを外部に依存しているということだ。  日本のジェネリックは今後、その数量の拡大により、価格はさらに低下するとみられていること、設備拡大に伴う減価償却費の増加、国内に工...  ジェネリックの最大の価値は、当然のことだが、先発品と比べ価格が安いことである。また、最近は最新の製剤技術で先発品よりも高品質で、患者コンプライアンスを改善することに価値を見出す製品も多々登場してきている。  しかし、ジェネリックは恒常的な価格低下に晒されていることから、たゆまない原価低減努力が必要だ。日本の上場ジェネリック企業の平均営業利益率は13.4%で、世界トップのテバの24.3%より約10ポイント低い。原価率の平均は54.0%でテバの45%と比べて9ポイントも高い。ここから読み取れることは、欧米のジェネリック企業は中心製品のバルクの多くを内製化しているが、国内ジェネリック企業はバルクを外部に依存しているということだ。  日本のジェネリックは今後、その数量の拡大により、価格はさらに低下するとみられていること、設備拡大に伴う減価償却費の増加、国内に工場を

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