医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

調剤実績データ

後発医薬品処方実態(08年10月)

今後、注目すべきは解熱鎮痛消炎剤

2009年6月1日号

 厚生労働省が発表した「最近の調剤医療費の動向」によると、08年10月の後発品の処方割合は、数量ベースで18.2%(07年10月16.1%)、金額ベース(内服薬)で6.4%(5.5%)と前年同月に比べて目立った上昇はなく、ここ数ヵ月も横ばいとなっている。 一方、08年度改定で調剤薬局向けに新設された「後発医薬品調剤体制加算」の算定条件である、後発品調剤率(直近3ヵ月間の全処方せん枚数のうち、後発品を調剤した処方せん枚数の比率)は43.5%(40.2%)、調剤率30%以上の保険薬局の割合も67.4%から82.3%へアップしたものの、マーケット拡大に明確な影響を及ぼすまでには至っていない。 さて、08年10月の後発品処方割合を薬効大分類別にみれば、ビタミン剤が44.8%で、ほぼ市場の半分を後発品が占め、群を抜いて高い。以下、呼吸器官用薬の14.6%、消化器官用薬の10.0%がトップ3薬効だ。 次に、...  厚生労働省が発表した「最近の調剤医療費の動向」によると、08年10月の後発品の処方割合は、数量ベースで18.2%(07年10月16.1%)、金額ベース(内服薬)で6.4%(5.5%)と前年同月に比べて目立った上昇はなく、ここ数ヵ月も横ばいとなっている。 一方、08年度改定で調剤薬局向けに新設された「後発医薬品調剤体制加算」の算定条件である、後発品調剤率(直近3ヵ月間の全処方せん枚数のうち、後発品を調剤した処方せん枚数の比率)は43.5%(40.2%)、調剤率30%以上の保険薬局の割合も67.4%から82.3%へアップしたものの、マーケット拡大に明確な影響を及ぼすまでには至っていない。 さて、08年10月の後発品処方割合を薬効大分類別にみれば、ビタミン剤が44.8%で、ほぼ市場の半分を後発品が占め、群を抜いて高い。以下、呼吸器官用薬の14.6%、消化器官用薬の10.0%がトップ3薬効だ。 次に、薬効

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence