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患者会

社団法人銀鈴会

2009年6月1日号

同じ境遇が結束を深める 先日亡くなった忌野清志郎氏は、かつて喉頭がんを患ったが、喉頭摘出手術を受けなかった。喉頭摘出は、声を生む「声帯」も同時に切除することになる。ミュージシャンの命とも言える声を失うことは避けたかったのだろうか、放射線治療を選択し、声帯は温存した。 ミュージシャンでなくても、声が出なくなることには抵抗がある。あまりにも声が生活に根ざしているため、「使っている」との認識さえないのかもしれない。「おはよう」や「ありがとう」が言えなくなった生活を想像すると、社会に溶け込めなくなる気がする。 が、それは先入観に過ぎなかった。「銀鈴会」の久永進会長は、喉頭がんで、喉頭摘出手術を受けたうちのひとりだが、質問に対して、的確に、表情豊かに、まっすぐ目を見て話す。喉頭を摘出し、声帯がないはずの久永会長が、どうして会話ができるのか。それは... 同じ境遇が結束を深める 先日亡くなった忌野清志郎氏は、かつて喉頭がんを患ったが、喉頭摘出手術を受けなかった。喉頭摘出は、声を生む「声帯」も同時に切除することになる。ミュージシャンの命とも言える声を失うことは避けたかったのだろうか、放射線治療を選択し、声帯は温存した。 ミュージシャンでなくても、声が出なくなることには抵抗がある。あまりにも声が生活に根ざしているため、「使っている」との認識さえないのかもしれない。「おはよう」や「ありがとう」が言えなくなった生活を想像すると、社会に溶け込めなくなる気がする。 が、それは先入観に過ぎなかった。「銀鈴会」の久永進会長は、喉頭がんで、喉頭摘出手術を受けたうちのひとりだが、質問に対して、的確に、表情豊かに、まっすぐ目を見て話す。喉頭を摘出し、声帯がないはずの久永会長が、どうして会話ができるのか。それは「食

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