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霞が関人物録

灘高校を中心とした厚い人脈

2 兵庫県

2009年6月1日号

 連載の2回目は、私学の雄・灘高校(神戸市)を抱える兵庫県を取り上げたい。同校から東京大学などを経て中央省庁で働く出身者も多い。厚生労働省でも、歴代の幹部から現役まで灘高人脈を中心に出身者は異彩を放っている。 現役で八面六臂の活躍をみせるのは、昨年7月、雇用均等・児童家庭局長から官房長に就いた大谷泰夫氏(東大法卒、76年旧厚生省入省、写真)だろう。 世界的な不況の影響で昨年末から企業の「派遣切り」が多発。職を失った派遣労働者が社会問題化した。厚労省は東京・日比谷公園にできた「年越し派遣村」の対策に追われ、舛添要一厚生労働大臣や大村秀章副大臣が、年越し派遣村の実行委員会の要請を受け、入村者の宿所施設を確保する異例の方針を決めた。この極めて早い判断の中枢に大谷氏はいて、厚労省の体育館を失業者に開放するなどの大胆な政策を支えた。 大谷氏について周...  連載の2回目は、私学の雄・灘高校(神戸市)を抱える兵庫県を取り上げたい。同校から東京大学などを経て中央省庁で働く出身者も多い。厚生労働省でも、歴代の幹部から現役まで灘高人脈を中心に出身者は異彩を放っている。 現役で八面六臂の活躍をみせるのは、昨年7月、雇用均等・児童家庭局長から官房長に就いた大谷泰夫氏(東大法卒、76年旧厚生省入省、写真)だろう。 世界的な不況の影響で昨年末から企業の「派遣切り」が多発。職を失った派遣労働者が社会問題化した。厚労省は東京・日比谷公園にできた「年越し派遣村」の対策に追われ、舛添要一厚生労働大臣や大村秀章副大臣が、年越し派遣村の実行委員会の要請を受け、入村者の宿所施設を確保する異例の方針を決めた。この極めて早い判断の中枢に大谷氏はいて、厚労省の体育館を失業者に開放するなどの大胆な政策を支えた。 大谷氏について周囲は

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