医薬経済オンライン

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古い体質が摘んだ改革の芽

〝未来?が遠のいた東京都医師会長選結果

2009年5月15日号

 医師会という組織の限界は、こんなところにあるのかもしれない。  4月23日午後、東京・駒込の日本医師会館で開かれた東京都医師会長選は、現職の鈴木聰男会長が、元日医常任理事の野中博氏を破って、3期目の当選を果たした。  票数は91票対73票、白票4の接戦だった。1ヵ月前まで、現職の圧勝がささやかれていただけに、鈴木氏への批判が予想外に深刻であることが表面化した。  今回の都医会長選は、22年ぶりの選挙であるというだけでなく、日医を引っ張ってきた東京を舞台にした、かつ日医会長である唐澤祥人氏のお膝元という点で、全国的な注目を浴びた。  激しい票集めの攻防が繰り広げられるなか、実は医師会の未来を占う重要な問題が提起されていた。そのことに気付いた都医会員が何人いただろうか。  今年1月24日、土曜日のことだった。都医会長選への立候補を心に決めていた野中氏が向かっ...  医師会という組織の限界は、こんなところにあるのかもしれない。  4月23日午後、東京・駒込の日本医師会館で開かれた東京都医師会長選は、現職の鈴木聰男会長が、元日医常任理事の野中博氏を破って、3期目の当選を果たした。  票数は91票対73票、白票4の接戦だった。1ヵ月前まで、現職の圧勝がささやかれていただけに、鈴木氏への批判が予想外に深刻であることが表面化した。  今回の都医会長選は、22年ぶりの選挙であるというだけでなく、日医を引っ張ってきた東京を舞台にした、かつ日医会長である唐澤祥人氏のお膝元という点で、全国的な注目を浴びた。  激しい票集めの攻防が繰り広げられるなか、実は医師会の未来を占う重要な問題が提起されていた。そのことに気付いた都医会員が何人いただろうか。  今年1月24日、土曜日のことだった。都医会長選への立候補を心に決めていた野中氏が向かった

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