医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

ARB新製品の動向と可能性

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析42

エスマックス株式会社 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2009年5月15日号

 4月に武田薬品とノバルティスから「プレミネント」に次ぐARBの合剤が発売された。昨年は、大日本住友製薬と塩野義製薬から新たなARB剤が発売され、既存製品やその他の降圧剤と熾烈な戦いが繰り広げられている。 豚インフルエンザが猛威をふるい、改めて医薬品開発の重要性がクローズアップされているが、降圧剤の医療界における満足度は極めて高く、新たな製品群がどこまで浸透するかは未知数だ。昨年来、合剤ブームが沸き起こってはいるが、医師の反応は今ひとつといったところか。OD錠の発売や、今回の合剤のように特許切れ対策を前提にしたコンプライアンスの改善という名目がどこまで信任されるか、「ブロプレス」「ディオバン」という2大ガリバー製品の合剤に注目が集まる。 一方、昨年発売されたプレミネント、「アバプロ/イルベタン」は採用率、処方率とも惨憺たる結果となっている...  4月に武田薬品とノバルティスから「プレミネント」に次ぐARBの合剤が発売された。昨年は、大日本住友製薬と塩野義製薬から新たなARB剤が発売され、既存製品やその他の降圧剤と熾烈な戦いが繰り広げられている。 豚インフルエンザが猛威をふるい、改めて医薬品開発の重要性がクローズアップされているが、降圧剤の医療界における満足度は極めて高く、新たな製品群がどこまで浸透するかは未知数だ。昨年来、合剤ブームが沸き起こってはいるが、医師の反応は今ひとつといったところか。OD錠の発売や、今回の合剤のように特許切れ対策を前提にしたコンプライアンスの改善という名目がどこまで信任されるか、「ブロプレス」「ディオバン」という2大ガリバー製品の合剤に注目が集まる。 一方、昨年発売されたプレミネント、「アバプロ/イルベタン」は採用率、処方率とも惨憺たる結果となっている。新

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