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話題の焦点

「癌細胞内で核分裂破壊」

2009年5月1日号

  市街地で原爆を炸裂させるなんて事は何が何でも許されぬこと。だが、この理論を医学的に応用、悪性腫瘍内部で核反応を起こさせるとなれば…。 この超ユニークな研究が精力的に続けられていたが、今いよいよ本格段階を迎えた。 名付けて「ホウ素中性子捕捉療法」という。 腫瘍内部の個々の癌細胞に選択的に留まりやすいホウ素を利用。これに中性子を照射し、分裂したヘリウムとリチウムが、癌組織DNAを破壊するという仕組みだ。 この最大の特長は、癌が如何様な形であろうと容赦なく攻撃できることにある。 世界で初めて脳腫瘍に使用した京大・原子炉実験所などが常に世界をリードしている。ホウ素を組織に送り込むドラッグデリバリーのシステム開発力も日本は大変優れている。 世界唯一の被爆国・日本が、この原理の平和的利用で世界をリード。この不思議な生死の因果関係に、ついつい宗...   市街地で原爆を炸裂させるなんて事は何が何でも許されぬこと。だが、この理論を医学的に応用、悪性腫瘍内部で核反応を起こさせるとなれば…。 この超ユニークな研究が精力的に続けられていたが、今いよいよ本格段階を迎えた。 名付けて「ホウ素中性子捕捉療法」という。 腫瘍内部の個々の癌細胞に選択的に留まりやすいホウ素を利用。これに中性子を照射し、分裂したヘリウムとリチウムが、癌組織DNAを破壊するという仕組みだ。 この最大の特長は、癌が如何様な形であろうと容赦なく攻撃できることにある。 世界で初めて脳腫瘍に使用した京大・原子炉実験所などが常に世界をリードしている。ホウ素を組織に送り込むドラッグデリバリーのシステム開発力も日本は大変優れている。 世界唯一の被爆国・日本が、この原理の平和的利用で世界をリード。この不思議な生死の因果関係に、ついつい宗教

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