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話題の焦点

「アルコール中毒を画像診断」

2009年4月15日号

 アルコールなのか、風邪薬なのか、前財務大臣の醜態の原因は定かではないが、当事者が酒好きであったことは事実。だが、いくら酒好きであっても、酒に飲まれることがなければ、なんてことはない。 常に酒に飲まれる状態、つまりアルコール依存症に陥ることは究極の恥、何としても人生は尊厳を持って終わりたいものである。 アルコール依存症には「否認の病気」という異名がある。自ら治療を受けようとする気持ちはサラサラなく、家族の介入が絶対必要。 長期多量飲酒は、脳を徐々に萎縮させ、記憶機能や認知機能の低下が進む。 飲酒要求が格別強く、その抑えがたい渇望は、MRI検査によって鮮明にとらえることができる。酒ビンなどをチラつかせて刺激を与えると、報酬系の神経細胞を中心に活発な代謝が起こり、その様子が画像としてアリアリと提示される。 こうなるともう、自分は酒に飲まれる...  アルコールなのか、風邪薬なのか、前財務大臣の醜態の原因は定かではないが、当事者が酒好きであったことは事実。だが、いくら酒好きであっても、酒に飲まれることがなければ、なんてことはない。 常に酒に飲まれる状態、つまりアルコール依存症に陥ることは究極の恥、何としても人生は尊厳を持って終わりたいものである。 アルコール依存症には「否認の病気」という異名がある。自ら治療を受けようとする気持ちはサラサラなく、家族の介入が絶対必要。 長期多量飲酒は、脳を徐々に萎縮させ、記憶機能や認知機能の低下が進む。 飲酒要求が格別強く、その抑えがたい渇望は、MRI検査によって鮮明にとらえることができる。酒ビンなどをチラつかせて刺激を与えると、報酬系の神経細胞を中心に活発な代謝が起こり、その様子が画像としてアリアリと提示される。 こうなるともう、自分は酒に飲まれること

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