深層◎東京都医師会長選
日医の権力闘争の陰で
複雑に絡み合う「それぞれ」の思惑
2009年4月15日号
東京都医師会長の鈴木聰男氏/元日本医師会常任理事の野中博氏
嵐の前の静けさなのだろうか。 4月2日に告示された東京都医師会長選は、22年ぶりに投票にもつれ込むことになった。だが、日本医師会長の出身母体での決戦にもかかわらず、その動きはなかなか見えてこない。 10年以上も激しい権力闘争を繰り広げてきた日医会長選のしこりが、さまざまな思惑を内に秘めながら、この都医会長選という舞台で複雑に絡み合う。身動きのとれないしがらみが、表面的な平穏さを保っているように見える。 出馬するのは、都医現職会長の鈴木聰男氏と、元日医の常任理事で都医副会長を務めたこともある野中博氏の2人だ。他にも候補者は出る可能性はあるが、事実上、この2人の一騎打ちとなりそうだ。 日医の唐澤祥人会長は、早々と鈴木氏の支持を打ち出したと言われている。一方の野中氏には、福井光寿氏の後ろ盾...
東京都医師会長の鈴木聰男氏/元日本医師会常任理事の野中博氏
嵐の前の静けさなのだろうか。 4月2日に告示された東京都医師会長選は、22年ぶりに投票にもつれ込むことになった。だが、日本医師会長の出身母体での決戦にもかかわらず、その動きはなかなか見えてこない。 10年以上も激しい権力闘争を繰り広げてきた日医会長選のしこりが、さまざまな思惑を内に秘めながら、この都医会長選という舞台で複雑に絡み合う。身動きのとれないしがらみが、表面的な平穏さを保っているように見える。 出馬するのは、都医現職会長の鈴木聰男氏と、元日医の常任理事で都医副会長を務めたこともある野中博氏の2人だ。他にも候補者は出る可能性はあるが、事実上、この2人の一騎打ちとなりそうだ。 日医の唐澤祥人会長は、早々と鈴木氏の支持を打ち出したと言われている。一方の野中氏には、福井光寿氏の後ろ盾が
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