医薬経済オンライン

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薬価差拡大が止まらない

7%突破で薬価制度改革に「赤信号」

2009年4月15日号

「『価格、落ちていますね。来年、どの程度薬価が下がるのでしょうか』というような話ばかりだよ」 大手メーカーの営業担当者が苦笑交じりに語る。今、製薬企業と卸関係者が顔を合わせたときに頻繁に出る話題なのだそうだ。 無理もない。 市場取引価格は、「1年間で2年間分の競争をした」(市場関係者)ために、著しく低迷していることが誰の目にも明らかになっているからだ。市場取引価格は、従来であれば薬価改定から次の改定までの2年間で緩やかに低下していく。しかし、今回は、2年目の9月以降に形成されるはずの価格が、今年3月時点で出ているのだ。 07年9月に実施された薬価本調査の乖離率(薬価差、以下すべて税込み)は6.9%。現時点の価格水準は、この数値とほぼ同じだ。焦点は、市場取引価格がこれ以上落ちるのか、踏みとどまるのか、にある。大手メーカー幹部は「あまりに落ちたら、薬価... 「『価格、落ちていますね。来年、どの程度薬価が下がるのでしょうか』というような話ばかりだよ」 大手メーカーの営業担当者が苦笑交じりに語る。今、製薬企業と卸関係者が顔を合わせたときに頻繁に出る話題なのだそうだ。 無理もない。 市場取引価格は、「1年間で2年間分の競争をした」(市場関係者)ために、著しく低迷していることが誰の目にも明らかになっているからだ。市場取引価格は、従来であれば薬価改定から次の改定までの2年間で緩やかに低下していく。しかし、今回は、2年目の9月以降に形成されるはずの価格が、今年3月時点で出ているのだ。 07年9月に実施された薬価本調査の乖離率(薬価差、以下すべて税込み)は6.9%。現時点の価格水準は、この数値とほぼ同じだ。焦点は、市場取引価格がこれ以上落ちるのか、踏みとどまるのか、にある。大手メーカー幹部は「あまりに落ちたら、薬価制

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