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interview

喜田宏・北海道大学大学院獣医学研究科教授

2009年4月15日号

それでもブタが介在している——中国やインドネシアなどでは、鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が深刻な問題だが。喜田 鳥インフルエンザは、あくまで鳥の病気であって、ヒトの病気ではない。ニワトリからニワトリにウイルスが受け継がれている間に、ヒト→ヒト感染を起こすウイルスに変異するというのも大間違い。ヒト→ヒト感染を起こす秒読み段階に入ったとWHOが言ったのは97年暮れのことだけど、10年以上経っても、まだ起きていないでしょう。鳥インフルエンザと新型インフルエンザが混同されている。——先生の持論は、ウイルスがブタに受け継がれたときは危ないと。喜田 ヒトの間で流行していたアジアかぜのウイルスと、カモ由来のウイルスが、アヒルなどの家禽経由で、水を介してブタの呼吸器に同時感染し、そこで遺伝子再集合を起こしたものが、68年の新型香港H3N2ウイルスだ... それでもブタが介在している——中国やインドネシアなどでは、鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が深刻な問題だが。喜田 鳥インフルエンザは、あくまで鳥の病気であって、ヒトの病気ではない。ニワトリからニワトリにウイルスが受け継がれている間に、ヒト→ヒト感染を起こすウイルスに変異するというのも大間違い。ヒト→ヒト感染を起こす秒読み段階に入ったとWHOが言ったのは97年暮れのことだけど、10年以上経っても、まだ起きていないでしょう。鳥インフルエンザと新型インフルエンザが混同されている。——先生の持論は、ウイルスがブタに受け継がれたときは危ないと。喜田 ヒトの間で流行していたアジアかぜのウイルスと、カモ由来のウイルスが、アヒルなどの家禽経由で、水を介してブタの呼吸器に同時感染し、そこで遺伝子再集合を起こしたものが、68年の新型香港H3N2ウイルスだった

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